僕の両親について1
唐突ですが、僕の両親は僕が小さい頃からしょっちゅう喧嘩ばかりしてました。大抵いつもお金の問題で母親がガミガミ言ってくるのを父親が激昂してそこからファイトが始まるといった具合です。軽いやつじゃ無いです。僕の両親の場合全力で怒鳴りあったり、物投げたりします。そしてしばらくの間(短くて1週間、長くて一年くらい)一切会話が無くなります。これが定期的に繰り返されました。僕が小さかった頃は、一人っ子でもあり、家も狭く両親が目の前で喧嘩したりすると悲しくていつもゲームと一緒にトイレに逃げ込んでました。(喧嘩が止むまで何時間も)トイレなら防音もあるし、なんとなく落ち着けたのです。とはいえ親にバレないようにいつも泣いてたような気がします。変なことで親を刺激するとまた波風が立つような気がしたので、親に心配かけないように心がけてました。そして現実逃避の世界はいつもポケモンでした。ポケモンの世界に浸っているときはいつも希望と楽しさに心が満たされていました。もしゲームがなかったら、ポケモンがなかったらと思うとゾッとしてしまいます。ほんとにほんとにポケモンは僕にとって辛い時期を乗り過ごすための命の恩人でもあったわけです。(プロフィールのカビゴンは一番好きなポケモンでした。ただそれだけです。)両親の喧嘩後、戦場のような緊張感の張り詰めた家は会話が一切無く、家にいるときは、いつも気持ちを紛らわすために、ゲームばかりしてました。この時ばかりは親にゲームしすぎを注意されることはありませんでした。親を刺激すると良くないと察していた僕は、なるべく自分の存在を消して家の中で過ごしました。声やゲームの音声は一切立てず、移動するときも、床の音を立てないように移動し、自分の悩みは全て自分で抱え、解決するようにしていました。そして自然に親同士がまた仲良くなるのを待っていました。外にいるとき、学校や友達と遊ぶ時間だけが唯一の安らぎでした。自分を素直に表現することができました。